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2007年9月30日 (日曜日)

驚愕の解体ショー オイルポンプ編

 

 

特にトラブルは無かった。 

 

油温が高かったことを除いて。 でもそれは直接のトラブルじゃない。

  

異音もしなかった。

油圧も大丈夫だった。

無事に北海道も回った。

でも、開けて、内部がどうなっているのかを見てみたかった。 そして、

「絶好調で問題なし! ガスケットだけ変えて終了!」

となるハズだったのに・・・

   

そう。

マリーナ号の解体をわずか1週間という短時間(しかも普通に仕事がある)で快く引き受けて下さった

big_boy師匠もそう思っていたに違いありません^^;

 

その両者の目論見が無残にも打ち砕かれたこの数日間。。。

 

 

さてさて、想定外のダメ出しのオンパレード・big_boy師匠による解体ショーですが、

 

もう何が出てきても驚きません。

もう何を言われても受け入れます。

 

いよいよオイルポンプ編に突入です!

 

  

・・・・・・・・・・・・・・・ここからbig_boy師匠のコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   

 

この辺まで来ると作業に集中してしまうので、画像は少なくなって来ますが勘弁してね。

 

Img_1335  まずはポンプに繋がっているオイルラインを外します。

 

 

 

 

Img_1337 外したホースには内径に合うボルトを突っ込んで、

 オイルが漏れるのを防いでおきます。

 このラインにはヘッドボルトが丁度良かった。

 
 

Img_1339  で、ポンプを外すのに邪魔な、すぐ後ろのステーを曲げときます。

 

 

 
 

Img_1345 カバーについているプレッシャースイッチをはずし、カバーのボルト4本

 を外すとカバーがパカッ!と外れます。 キチンとしたトルクで締まって

 いるようで、これならクランクケースにギアの傷とかはないでしょうね。

 ココのトルクは以外に弱いものなんよ。
 

Img_1347 流石にオイルは綺麗だ^^

 

 

 

 

しかしあのプレッシャースイッチの穴から出るワイヤー見たいのはなんだったのだろう?

こんなになっていたっけな?^^;

ポンプも新しくなるのでこれ自体も新品にしたかったのだが、在庫はなし。

まぁ、使えるようだし、次回ね。

 

 

Img_1348 カバーを外したの図。オイルは綺麗だ・・・

 

 

 
 

Img_1349 で、ドライブシャフトのCリングを外す・・。

 これが又外しにくいんだw

 

 
 

ドライブギア・アイドラーギアをはずし、残りのボルトを外してボデイを取る。

固着している車両はかなり堅いんだよね、これ。

ドライバーでコジッて外す際は、場所を選ばないと再利用出来なくなる。

ポンプボディの下部はコジッチぁ駄目。壁が薄いんだよね・・・。

 

 

Img_1357 で、ドライブシャフトを残して外したの図。

 クランクケースの面もギアの当たりが無く、良い状態。 良かったね。^^

 きっと手付かずで出荷状態のままだったんだろうね。

 
 

ポンプは僅かな隙間の組み合わせで、凄く精度が必要な所だからトルク管理は最重要。

知らない人が強いトルクでしめたりしたら歪んで機能を発揮できないばかりか、

ヘタすると抵抗でキーが飛んだりして万事休す。

勿論、中はキーと咬んで、ギタギタよ。

そんなのをオークションで流している奴がいるから要注意。

 

純正のボデイは既にOBS。

純正に拘るなら程度の良い中古ボデイを探すしかないが、見つかるのは稀だね。

 

シャフトを残して交換すれば簡単なんだけど、

今回は「全部取り替えよ!!」と半袖氏の命令なのでシャフトも外して行きます。^^;

 

※ブログ主より注釈 

 当然ながらそんな命令はしていません(笑)  

 というか、 出 来 る ハ ズ も 無 い で す (汗)

 

 

Img_1356_2 ドライバーで示している穴が例の穴ね。

 81前期まではこれがないから、s&sをつける際は専用の鍛冶具でドリリングが必要。

 ふ~!良かった。

 

Img_1359 外したポンプ群達。

 さ~て各部を検証して行きます。

 

 
 

Img_1350 出た~^^

 ガスケットのカスが 座  り  込  み  し  て  ま  す w

 先述で予言しておいた事がこれです。 この色見覚えありませんか?

 

 

多分、ロッカーカバーに塗ったくった、シーラントのカスか、

もしかしたらFへッドのインテークの潰れたシフトンのステムシールの残骸ですね、ハイ。

 

 

Img_1351Img_1353

Img_1354

 

 

 
 

ハレ太郎さん、見てますか? 

これがオイルポンプのフィードギアの壁の傷です!!

この筋傷が油圧を低下させているのです。 ココまで酷いと再利用は出来ません。

「えぇ!これくらいで駄目なの?」と54B兄貴の声が聞こえてきそうですが、

精密な部品・クリアランスの組み合わせで油圧を保っていますからココまで傷があると駄目です。

中古の程度の良いボディを捜すしかありません。 もしくはアッセン交換。

切子とかが咬んで傷が付くのでしょうね・・・ プライマリーも通って戻りますから。

オイル交換・・・  大 事!! 継ぎ足しなんてとんでもない。

 

Img_1361 ハイ! S&Sのギアの画像ね。 綺麗ですね~惚れ惚れします。

 良く見るとギアがボデイより僅かに出ているの分かりますか??

 この出ている分がガスケットの厚みの分です。

 
 

それほどクリアランスが緻密に計算されているのです。(規定トルクで締めた厚みの分)

ゆえにガスケットの材質によって規定トルクが違います。

ガスケットの材質も黒ペーパー、茶色ペーパー、白プラスチック等。

 

さぁ、ポンプのドライブシャフト交換&タイマーカバー内の点検の為ばらしていきます。

 

タペットローラーは虫食いもガタ無く上々の程度ですた。問題ありません。

タペットブロックのホール内も偏磨耗無く上々。素晴らしい。^^

特に80年以前、AMF時代のはこの辺が殆んど駄目です。ガタガタ、偏磨耗常識。

カムシャフトも同様。問題ないレベルです。

 

Img_1374 カムシャフトは純正Hカムでした。

 アイドリングからアクセル開け始めのトルク感が良いです。

 一番バランスが取れたカムで私は一番スキです。

 
 

Img_1373

 フバ83号はHカムが組んであります。

 ギアのカラーコードは変色してて分からないけど茶色かな。

 

 
 

コーンカバーのカムブッシュの状態も良好です。

カムシールが少々駄目ですが、済みません 在 庫 切れでした。w

とりあえずカムベアリングもそのままにしておいて、次回一度に交換しましょう。

 

Img_1378 で、ポンプのドライブシャフトのCリングを外して

 外側に向かって引き抜きます。

 

 
 

この辺から日が暮れて来て、急いでいるので画像が少なくなります・・・。

 

 

Img_1385 で、いきなり ポ ン プ が 付 い て ま す。 汗

 

 

 
 

Img_1379 S&Sのシャフトは組まれている為にこのCリングを一度外して

 再び組まなければなりません。 これが又外しにくい! 

 何故に組まれて?  飛ばして紛失しやすいので注意。

 

 

 

オイルポンプ編 終わり ~ でもまだ続きます^^; 

 

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2007年9月29日 (土曜日)

驚愕の解体ショー フロントヘッド編続き・ホーニング他

 

    さてさて、ガンガン続けます~

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・ここからbig_boy師コメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

 

Img_1292_3 エンジン部品を組む時に使う「マイクロロン・アッセンブリ~ルブリカント」
 俺が10年以上に渡り、信頼して使っている言わば、組み付けグリス。
 レーサー組み付け、いきなり回してもカジラないという代物。
 勿論、ココにもつかいます。

   

 

Img_1294_3 組み付け

 

 

 

Img_1300Img_1302  新事実、発覚です!!

 

 

 

Fヘッドのセット長はEX 34.78、IN 35.28とバラツキがあるものの悪くないですが、

ちなみにバルブの突き出しを測ったところ・・・・・42.39!!  

 

規 定 値 オ ー バ ー し て ま す 。 

 

ココに秘密が隠されていたのです。

セット長がマズマズのところにあるのに普通は突き出しは規定値をオーバーしないのです。 

慣れるとセット長を見るだけで突き出しが測らなくともわかるものなんです。

 

なんと!厚いロアーシートを使って、バルブスプリングをかさ上げして適正なシートプレッシャーを保っていたのです。

まさにアメリカナイズの仕事です。  俺がこだわりすぎるのかこんなのとんでもないです。 

これにより、シートプレッシャーが適正に保たれても突き出しがオーバーしていることには変わりなく、

ロッカーのアライメントが狂っているのです。

次回は上下のバルブSPシートも交換だね。

 

って言うか、 全 部 や り 直 し だよ!!

 

 

Img_1303 シール付けて完成。

 少しの間頑張ってもらおうね。

 

 

 

作業詳細とか取ってあるのかな? あったら見せてね、今度。

 

 

Img_1305 シールを付けて・・

 

 

 

Img_1306 裏は赤いビートは付いていない。

 これ、あまりヘッドの面が酷ければ赤いほうを下に向けてもよいのだよ。

 

 

Img_1308 シリンダーの取り付けの準備をしましょう。

 ガスケット剥がし嫌いだなぁ・・俺。 一番時間掛かるし、面どい。

 ココの面も良好だったよ♪

 

Img_1310Img_1311  

 

 

 
ホントは普通なら、ピストン外して、リングも外して、アルカリ洗剤に2~3日ドブ付けしてカーボンを取って洗浄して、

リングの合口クリアランス調整して、オイルリングまで合口は勿論外周も角をサラって

面だしして組み付けるんだけども、時間が無いからね。

賄い整備だし。今回はあたりをペーパーでさらうだけ。 俺もこんなの初めてで実は抵抗がある。

 

次回はじっくりやろうね(やってね) 

 

 

 

Img_1317 今回使用するジェームズガスケット。
 コシの強さとか純正以上の信頼性かもしれない。
 俺、これしか使わない。
 でも最近は薄くなった気がするのは気のせいか・・
 HDNで見たけどジェームズ氏なくなったんだってね・・。

 

 

Img_1314

Img_1315 駄目なガスケットの一例。

 面取りや型抜きが幼稚園レベル。

 

 

 

Img_1318

 で、今回は近日(走行にもよるけど来年梅雨時期くらいかな)
 ばらすのでベースはオイルを刷り込む。
 
 剥がす時、パリって綺麗にはがれる。 
 
 近日バラシ予定の場合みんな良くやる手法。
 

オイルを染み込ませたからってそれほど変わらない。
(全く変わらないかも。長く使うなら乾いてくるから刷り込まないのと同じになると思う)

 

Img_1321 乗っけた図

 

 

 

 

●シリンダーホーニング

 

Img_1324 傷取りとオイルダマリを作る為にホーニングします。

 ドリルの先にこんな砥石をつけてオイルを塗りながら回転させます

 

 

Img_1328 あたりの強かったところを念入りにしたつもりです。

 完成後は500キロ程度のナラシがひつようになります。

 

 

 
Img_1327Img_1330

 

 

 

 

組み付けると下と上がちじむのはピストンさんのHPでも検証済みなので、意図的に上下を念入りにやりました。

この後、幾分ペーパーで馴らしました。

 

画像にはありませんが(時間の都合です)シリンダーを組んだわけですが、やはり過剰なオーバーサイズピストンな為、

下部のテーパーを失っていた為、オイルリング上下が入れにくかったですね。

私は片手でシリンダーを持ち片手でピストンを入れます。 コンプレッサーの類は使いません。(これも慣れです)

リングの合口位置はトップリングはインテークの45度 セコンドはエキゾーストインテークの対象、

オイルリング二枚は反対側45度対象に組んで、エキスパンダーは何処でもです。

しいて言えばサイドかな。

でもリングは、実際しばらくすれば段々まわるんだよね。

 

組み付け後、指でナットを締めてセンター出しのキック・・・ スプリングが壊れているので参りました。

その後トルク15nm センター出し、25nmセンター出し、46nmで本締めして本日の作業は終わり。

 

 

~バルブに関する補足説明~  

バルブの磨耗画像ですが・・・今回の磨耗は、ブロンズ系ガイドとのコンビで磨耗したわけでなく

元々付いていたストックの鉄ガイドとのコンビで磨耗したものです。

ブロンズ系のガイドではバルブステムは殆んど磨耗しません。

 

私が鉄ガイドを好んで使用する訳は、長持ち(場合によっては半永久的?)に加えて、

長持ちするという事は、ブロンズ系ガイドを使い頻繁にガイドを入れ替える事が

それだけ貴重なヘッドを痛めるリスクがあると言うこともあります。

バルブが駄目になれば交換すれば済むことですから。

 

ショップはどうしても抱きつきのリスクを避ける為にブロンズ系を好んで使います。

責任がありますからね。 客がどんな乗り方をするか分からないし。
 

 

~さらに続きます~

 

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驚愕の解体ショー フロントヘッド編

 

いやいや、想定外に大反響のショベル解体ショーです。

 

こんなド素人のblogのコメント欄が・・・エラいことになってます^^;

さすがとしか言いようがありません。。。

 

さてさて、企業秘密ギリギリのところまで公開してお送りする、

big_boy師によるマリーナ号解体ショー、続き、行ってみよ~!
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここよりbig_boy師のコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  
 

今回はフロントヘッド編です。

技術に興味のある皆さんの反響が強いので、

要所では他の画像も交えながら少し突っ込んで解説したいと思います。

なんか、人気のあるマリーナ氏のブログに自由に書けるなんてクセになりそう・・・^^

 

なんだったらこれ終わったら俺のFLHⅩのオーバーホールした画像も沢山残してあるから、

big_boy号編なんかどう??笑  (マッハフルOH編もあるでよ)

 

  

Img_1247_2Img_1248_2

 

 

 

 

さて、1枚目2枚目は ロッカーアームのスリッパーの状態。 これはFも非常によろしい。

編磨耗、虫食いもなし。 アームのスラストのガタも最小。ブッシュのガタも異常なし。

こちらも特に弄る必要ないので、時間の都合からばらさずそのまま。

このスラストのガタはね、多すぎるとその隙間からオイルが流れてしまい

スリッパーに行くオイルラインに流れにくくなってしまうんだ。

ということはバルブの頭とスリッパーの編磨耗や異常磨耗に繋がるということ。

反対にブッシュは緩めのクリアランスなのです。

最小でも0.08~からだからね。これ、ドライにして確かめるとかなりのガタよ、0.08って。

これを知識のない人がやるとキツキツにしてしまって、焼きついたり、音が出たりするのよ~ん。

 

 

Img_1249_2Img_1250_2

Img_1251_2

 

 

 

 

しかし、チープなガスケットだ。^^;今回はパリパリと剥がせて俺としては良かったけどね^^

良く見るとはみ出し具合からブルーのものは液体ガスケットと見るのが妥当でしょう。

だとしても塗りすぎ。

先に言っちゃうけど、相当適当にぬったくったらしく、あるところから・・・・・。

  

 

Img_1252_2 Fヘッド燃焼室

 二万キロの割にはカーボンが少ないですね。

 

 

Img_1253_2 EXバルブはやっぱり焼けすぎです・・・

 

 

 

  

Img_1254_2

Img_1255_2 INもやっぱり焼けてます。

 茶色だから「お?良いのじゃ?」と思うでしょ?

 でもショベルはもっと湿っていて 普通なんです。

 

Img_1257_2 さぁ、バルブをはずして行きましょう。

 

 

 

Img_1258_2 インテークのステムシール(シフトン製)。

 程度は良さそうですが、こちらもオイルかき程度の機能。

 まっ、純正の紙タイプよりは少しはマシ。

 

 

Img_1260_2 キタ~!!ステムシール 潰れてます、壊れてます。
 バルブスプリングシートを加工してない為に、
 
アッパーのシートがぶつかったんでしょう。
 やはり起こるべき事が起こってます。
 全く、シールの機能をはたしていません。

 

 

Img_1261_2  出た~~!ナンデスかこれは??

 

 

 

Img_1262_2Img_1263_2 シートカットの途中放棄ですか?
 
幾らなんでも酷すぎます。
 ベタ当たり所ではないです。 最悪です。

 まるでサザエの蓋ですね。

 

検証すると、う~ん、どうなんでしょねぇ・・・汗

ガイドのガタも大きいですが、踊ってこんなになるほどではないし、期待してみた

バルブの曲がりもないし・・。

以前に(前のオーナー)酷い事になったとしか考えられない。

バルブガイドごと長期間上下してたとか・・・。

でも、もしマリーナ氏が乗っている期間に起きたのではなく、1年前にOHした

棚薔薇も見てみぬ振りをしていたなら ど う よ?

これを見たとき、驚きのあまり、作業を中止しようかと思ったよ。

これは1からやり直さないと手に負えないと・・しばし放心・・・。

でもバルブが曲がってないし、ガイドも抜けてないし・・

やるだけやるかと・・ とりあえず塞がるわけだし^^;

 

 

Img_1265_4  バルブは純正使いまわしね。番号確認できる。
磨耗無ければ1回くらいは再利用出来ます

 

 

 

Img_1266_4  出た~~!石炭インテークバルブ。
 
 54B兄もこんなのザラだと言ってたけど、そうなの?
 
俺はこんなに積もっているの(積もり方ね)見たことない。

 これ、ホントにコチコチ。

 

Img_1268_4  インテークの当たり悪くないです。

 上々。

 

 

Img_1270_4  潰れたシールのアップ。

 潰れているのはココだけなので、

 新しく入れる国産シールは高さを少しカットします。

 

Img_1278_4  が、これ!

 しかし、見るたびに↓です・・。萎えます。。。

 全周ではなく左が特に物凄い幅

 
 

Img_1283_2 気を取り直して、荒めのバルブコンパウンドで擦り合わせします。

 

 

 

Img_1284_2 まぁ、何とか最低限の当たりは出たようですが・・・

 今回は少しの間、許してあげましょう。次回は交換必至ですよ。

 

 
 

Img_1285_2  インテークは擦り合わせ。問題ないでしょう。

 

 

 

Img_1286_2 ロッカーとの当たりの部分の面出しは必須です。
 
ココもね、トルク管理は重要で、締めすぎてるとスタッドが浮いてきます。
 酷い場合はスタッドボルトを一度引き抜いて、面出しし無ければなりません。
 その点このヘッドは合格です。
 
 
 
 

Img_1290_2 今回使うシールは某内燃機屋ご用達の国産シール。

 使ってあったシフトンのシールと良く似ていますね。

 茶色い方が国産。

 

Img_1291_2 裏も良く似ています。(内径まで)もしかしたらこのシール、

 意図的なジャパニーズのコピーか?

 

 
  

Img_1295_2 バルブを検証しましょう。

 題材はインテークです。磨耗がわかる?

 

 
 

Img_1296_2  磨耗してます。

 

 

 

Img_1297 抱きつき痕です。 

 修正しましたがこれが限界です。

 

 
 

Img_1298  使用限度は越えてますが、今回は賄いなので

 違う面のステムをガイドに当たるように組んで誤魔化します。

 上部は背面、下部は前面が特に当たるからです。
 

 

構造からバルブは前面が均等には減りません。 よってガイドの磨耗の仕方も、これに準じます。

次回は新品に交換しようね~。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまでbig_boy師のコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 

 

いやはや・・・次から次へと暴かれる新事実。

 

ついこの前「絶好調~!」なんて言いながら、ノートラブルで北海道を一周出来たのは

奇跡だったのでしょうか?

それとも・・・これこそが 大らかで/大陸的な/懐の深い ショベルヘッドの底力なのか?^^;

 

又と無い機会なので、ここで師匠に根こそぎ暴いて頂きましょう!

んで、次回バラし&組み付け時の為に、要交換パーツの物色を始めましょう。

 

解体ショー、まだまだ続きますよ~

 

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2007年9月26日 (水曜日)

驚愕の解体ショー その1

 

日曜日にbig_boy師匠ガレージに預けてきたマリーナ号ですが・・・

僕が普通にシゴトしてる間に、ものすごい勢いで解体されていた様子です^^;

 

あんな事そんな事になっているとは想像していなかった昨日は、またまた帰宅出来ず終い。

で、やっとこさ今日家に帰ってきたら・・・

部位ごとに分けての解説付きメール8通に、

しかも添付画像は合計40枚という超大作が!

 

もちろん意味不明パーツがてんこ盛りのマリーナ号が実験台なので、フルストック車両等と比較すると

??な点もあるとは思いますが、せっかくのいい機会なので露に公開することにしましょう!

(もちろんbig_boyさんには事前にお話済みです^^)

 

 

※以下青文字はbig_boyさんからのメールの抜粋・要約です

 それでは参りましょう!!  

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●まずは現在のシリンダーの検証


傷のアップです。縦傷はあるが、音に繋がる様な深い傷は無くあたり自体は良好と言えます。
 

Img_1181_2Img_1182 

 

 

 

 
 

一般に指で分かる範囲の磨耗は0.02と言われているから、ピストンの稼動部分とそうでない部分の差は

マリーナ号も0.02くらいと考えて良いでしょう。 でも2万キロにしては磨耗しすぎかな・・と感じます。

シリンダーボアの計測は時間が計測とか磨きとかに取られるのが惜しく、デジタルノギスで簡易的に行ないました。

計測場所は上部、下部の中央でピストンが稼動していない部分(新品部分) で行い、結果は89.80~81ミリ。 

現在0.04インチオーバーピストンと判明。

 Img_1183Img_1184  

 

 

 

下部の淵の画像があると思いますが、本来面どり(テーパー加工)がしてあるのですが、オーバーサイズが

0.04ともなると無くなっていますね^^;

熱いエンジンの原因はオーバーサイズ過ぎる?のとクリアランスが少々きつかったのが原因かも知れません。

元々1200ベースの設計エンジンなので1340ではあまり大きいオーバーサイズは熱の問題、重量さの問題で良くはないですね。

(証拠に純正では0.03インチオーバーまでしかない。)

 

今現在で限界ですね。 純正シリンダー中古の出物を今から狙いましょう。 次回はシリンダー交換です。

スリーブ打ちかえるほど今のシリンダーはフィン欠けもあり価値がないですね。

本来、シリンダー交換をお勧めしますが、とりあえずのまかないとしてホーニングをして当たり取りを

しておきますのでこれでしばらく乗りましょう。

 

Img_1185  *オイルの下がる穴がなにやら大きいクテ不自然ですね。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いきなり僕の知らなかった事実が浮き彫りに!!

これから「純正の上物シリンダー」を物色する日々が始まるのでしょうか?(汗)

 

おそるおそる次のメールを開いてみましょう。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

●ロッカーカバー内の状態
 

Img_1186Img_1189  オマケ画像にオイル漏れ箇所アップと

 燃焼室のカーボン

 

  

 

Img_1191Img_1192Img_1194  

 

 

 

よかったですね~^^ ココの状態は良いです!!

アームのスリッパーの偏磨耗も無くアームのスラストのガタも最小です。

ココは80年以前なんてガタガタなんですよ・・ まさに最終型レベルです。^^ 

多分、加工されて(調整)います。ロッカーアームのブッシングのガタも許容範囲です。

そんなんでココはこのまま分解しません。 目玉のOリングのみ新品にします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

お~、OKが出ましたよ!!

普段はほとんど気にしていないと言うか目で見えないので、何か致命的なトラブルが無いと

見ることが出来ない「ロッカーカバー内部」がこうして解体されて程度よし!となるのは

なんだか嬉しいですね~!

次のメールをクリックする気分も軽くなります^^

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●リアヘッド
 
 

Img_1195  でっかい蜂が挟まって死んでました~! 

 ビックリしました。

 

 

 

Img_1197  ここらで判断出来るのは、バルブスプリングはシフトン製(台湾)、ステムシールは定評の・・・・忘れました。 

 思い出したら連絡します^^;

 バルブスプリングは使うつもりはありませんが、同じものの新品あります。

 (勉強の為にどんなもんかと、買ったものです。)

 

拘るなら純正以外は駄目です。 精度とすわり、が違います。 焼も当てになりません。

バルブスプリングは物凄く大事な部分です。

 

ガスケット見て下さい! 物凄くチープなものです。 そもそも部品の選択から間違っています。

こんなの手に取っただけで使う気になれない品物ですね。

流石にショップですので、オイル漏らして、リピートを狙っているのでしょうか??笑

こんなのではオイルが漏れてあたりまえです。

パリッと剥がれてしまいます。良い物は劣化しにくく、普通ははがれませんね。

 

さて、バルブをバラス前にセット長を計測します。

Img_1199Img_1204  
 

 

 

 

結果in35.47、EX35.14でした。 組んだ状態のココの長さ(画像の)をセット長と言います。

インテークが限界に来てますね。 これ以上はシートカット出来ませんので次は入れ替えです。

エキゾーストはまだ行けます。バルブの銘柄でバルブの厚みが違うので、それで調整することも可能です。

あまりお勧めできませんが・・。 本来、セット長も同数値にしないといけません。

外見上から分かる事は以上です。^^

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

この日のために、蜂は北海道で仕込んでおきましたww

つか、あんな所に蜂が挟まってたなんて(汗)

しかし、チープなガスケットは日曜日にバラした時に「そうなんだろうなぁ」と覚悟していました^^;

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

●リアヘッドばらし、点検、補修

 

Img_1206Img_1207  

 

 

 

引き続きロッカーガスケットのチープさを表した画像です。

薄いです、劣化しやすいです。パリッとはがれます!最悪!

 

Img_1209 ポートから覗いたインテークバルブです。

 うむ? なにやら山のように^^; 滝汗・・・

 

 

 

Img_1210Img_1211  

 

 

  
 

エキゾーストバルブとシートの当たりです。 シートの当たりが悪いです。 

うんで、エキゾーストバルブが焼けすぎですね。 ガスを絞り過ぎで、もう少し濃い方が安心です。

そういえばプラグも焼けてましたね・・・・

 

Img_1212Img_1215 エキゾーストバルブの当たり面です。

 幅は、まずまずです。

 

 

 

Img_1216 しかし、驚きました!

 ナンデスか、このインテークバルブの傘に積もった硬質なカーボンは???????????

 (石炭みたい^^;)

 

これを見ただけで今回の価値があります。 こんなの見たことありません。 吐き気がします。

何か添加剤入れましたか? 悪質なガソリンをつかまされていないですか?

どうすればこんなになるのか  教 え て ww

米を食わせたとか^^?

 

Img_1218

Img_1221  

 

 
 

 

で、シートリングの当たり面は綺麗です。問題ありません。 シートリングはエキゾーストもインテークも

入れ替えていると思われますが、インテークは綺麗なのに突き出しセット長が限界!

なんなんだろ?? 過去にインテークだけシートカットやり直したとかしか考えられないですね。

 

Img_1219  しかしエキゾーストのシート面は最悪です。 

 虫食いどころか、打痕に近いです! 最悪、最悪!

 ココまで乱れるとは考えにくいので前回OH時は触って無いのかな? 謎だ!

 こんなの速攻、内燃機屋に出してシートカットです。

 

考えましたが、ここだけ綺麗にしてもピストンが限界、ガイドも終わりかけてるし他が駄目なので

やって見るだけ修正してみます。

 

Img_1220Img_1222 インテークバルブも磨きました。

 あのカーボン、石炭みたいに堅くてまいりました・・・

 

 

Img_1227Img_1228 

 

 

 

 
荒めのバルブコンパウンドで擦り合わせをやります。

あっ! ステムシールの画像だけど、TERUちゃんも薦めてたけど劣化してガバガバ、オイルかき程度になってました。

同じモノ持ってるんだけど見つからないので、時間の都合で、国産シールをつける予定です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キャブを交換する際・・・

マニホ外した時にうっすらとインテークの暗闇の中に光るカサブタを見たような見なかったような(汗)

いや、はっきりと見たんですが、単に見なかった事にしていただけですゴメンナサイ。。。

添加剤の類は使っていませんし、ガソリンも絶対ここでしか入れない!とかではないので、

その二点が理由とは考えにくいんですよね~。。。 何でなんでしょう!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

Img_1231Img_1232 結果の画像がこれ。

 シートの打痕も大分良くなったので、

 しばらくこれで行けるでしょう!

 (時間の都合、他の状態の都合)

 

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ガイドはブロンズ系ですね。ガタがかなり出てます。

インテークはカーボン噛みこんで、一定の所でナイトバルブが閉まりきらなかったよ~

シールなしのクリアランスならまぁ、これでもいいのだけれど。

ステムシール加工もしてあります。 この次は確実に入れ替えです。

ねぇ・・?だから俺はブロンズ系嫌いなんだ。ピストンさんも言ってたけど2万キロ持てば良いと、

 

しかしバルブスプリングシートが前期型でシールが付かない81前期以前のタイプのものが付いてます。