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2007年9月29日 (土曜日)

驚愕の解体ショー フロントヘッド編

 

いやいや、想定外に大反響のショベル解体ショーです。

 

こんなド素人のblogのコメント欄が・・・エラいことになってます^^;

さすがとしか言いようがありません。。。

 

さてさて、企業秘密ギリギリのところまで公開してお送りする、

big_boy師によるマリーナ号解体ショー、続き、行ってみよ~!
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここよりbig_boy師のコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  
 

今回はフロントヘッド編です。

技術に興味のある皆さんの反響が強いので、

要所では他の画像も交えながら少し突っ込んで解説したいと思います。

なんか、人気のあるマリーナ氏のブログに自由に書けるなんてクセになりそう・・・^^

 

なんだったらこれ終わったら俺のFLHⅩのオーバーホールした画像も沢山残してあるから、

big_boy号編なんかどう??笑  (マッハフルOH編もあるでよ)

 

  

Img_1247_2Img_1248_2

 

 

 

 

さて、1枚目2枚目は ロッカーアームのスリッパーの状態。 これはFも非常によろしい。

編磨耗、虫食いもなし。 アームのスラストのガタも最小。ブッシュのガタも異常なし。

こちらも特に弄る必要ないので、時間の都合からばらさずそのまま。

このスラストのガタはね、多すぎるとその隙間からオイルが流れてしまい

スリッパーに行くオイルラインに流れにくくなってしまうんだ。

ということはバルブの頭とスリッパーの編磨耗や異常磨耗に繋がるということ。

反対にブッシュは緩めのクリアランスなのです。

最小でも0.08~からだからね。これ、ドライにして確かめるとかなりのガタよ、0.08って。

これを知識のない人がやるとキツキツにしてしまって、焼きついたり、音が出たりするのよ~ん。

 

 

Img_1249_2Img_1250_2

Img_1251_2

 

 

 

 

しかし、チープなガスケットだ。^^;今回はパリパリと剥がせて俺としては良かったけどね^^

良く見るとはみ出し具合からブルーのものは液体ガスケットと見るのが妥当でしょう。

だとしても塗りすぎ。

先に言っちゃうけど、相当適当にぬったくったらしく、あるところから・・・・・。

  

 

Img_1252_2 Fヘッド燃焼室

 二万キロの割にはカーボンが少ないですね。

 

 

Img_1253_2 EXバルブはやっぱり焼けすぎです・・・

 

 

 

  

Img_1254_2

Img_1255_2 INもやっぱり焼けてます。

 茶色だから「お?良いのじゃ?」と思うでしょ?

 でもショベルはもっと湿っていて 普通なんです。

 

Img_1257_2 さぁ、バルブをはずして行きましょう。

 

 

 

Img_1258_2 インテークのステムシール(シフトン製)。

 程度は良さそうですが、こちらもオイルかき程度の機能。

 まっ、純正の紙タイプよりは少しはマシ。

 

 

Img_1260_2 キタ~!!ステムシール 潰れてます、壊れてます。
 バルブスプリングシートを加工してない為に、
 
アッパーのシートがぶつかったんでしょう。
 やはり起こるべき事が起こってます。
 全く、シールの機能をはたしていません。

 

 

Img_1261_2  出た~~!ナンデスかこれは??

 

 

 

Img_1262_2Img_1263_2 シートカットの途中放棄ですか?
 
幾らなんでも酷すぎます。
 ベタ当たり所ではないです。 最悪です。

 まるでサザエの蓋ですね。

 

検証すると、う~ん、どうなんでしょねぇ・・・汗

ガイドのガタも大きいですが、踊ってこんなになるほどではないし、期待してみた

バルブの曲がりもないし・・。

以前に(前のオーナー)酷い事になったとしか考えられない。

バルブガイドごと長期間上下してたとか・・・。

でも、もしマリーナ氏が乗っている期間に起きたのではなく、1年前にOHした

棚薔薇も見てみぬ振りをしていたなら ど う よ?

これを見たとき、驚きのあまり、作業を中止しようかと思ったよ。

これは1からやり直さないと手に負えないと・・しばし放心・・・。

でもバルブが曲がってないし、ガイドも抜けてないし・・

やるだけやるかと・・ とりあえず塞がるわけだし^^;

 

 

Img_1265_4  バルブは純正使いまわしね。番号確認できる。
磨耗無ければ1回くらいは再利用出来ます

 

 

 

Img_1266_4  出た~~!石炭インテークバルブ。
 
 54B兄もこんなのザラだと言ってたけど、そうなの?
 
俺はこんなに積もっているの(積もり方ね)見たことない。

 これ、ホントにコチコチ。

 

Img_1268_4  インテークの当たり悪くないです。

 上々。

 

 

Img_1270_4  潰れたシールのアップ。

 潰れているのはココだけなので、

 新しく入れる国産シールは高さを少しカットします。

 

Img_1278_4  が、これ!

 しかし、見るたびに↓です・・。萎えます。。。

 全周ではなく左が特に物凄い幅

 
 

Img_1283_2 気を取り直して、荒めのバルブコンパウンドで擦り合わせします。

 

 

 

Img_1284_2 まぁ、何とか最低限の当たりは出たようですが・・・

 今回は少しの間、許してあげましょう。次回は交換必至ですよ。

 

 
 

Img_1285_2  インテークは擦り合わせ。問題ないでしょう。

 

 

 

Img_1286_2 ロッカーとの当たりの部分の面出しは必須です。
 
ココもね、トルク管理は重要で、締めすぎてるとスタッドが浮いてきます。
 酷い場合はスタッドボルトを一度引き抜いて、面出しし無ければなりません。
 その点このヘッドは合格です。
 
 
 
 

Img_1290_2 今回使うシールは某内燃機屋ご用達の国産シール。

 使ってあったシフトンのシールと良く似ていますね。

 茶色い方が国産。

 

Img_1291_2 裏も良く似ています。(内径まで)もしかしたらこのシール、

 意図的なジャパニーズのコピーか?

 

 
  

Img_1295_2 バルブを検証しましょう。

 題材はインテークです。磨耗がわかる?

 

 
 

Img_1296_2  磨耗してます。

 

 

 

Img_1297 抱きつき痕です。 

 修正しましたがこれが限界です。

 

 
 

Img_1298  使用限度は越えてますが、今回は賄いなので

 違う面のステムをガイドに当たるように組んで誤魔化します。

 上部は背面、下部は前面が特に当たるからです。
 

 

構造からバルブは前面が均等には減りません。 よってガイドの磨耗の仕方も、これに準じます。

次回は新品に交換しようね~。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまでbig_boy師のコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 

 

いやはや・・・次から次へと暴かれる新事実。

 

ついこの前「絶好調~!」なんて言いながら、ノートラブルで北海道を一周出来たのは

奇跡だったのでしょうか?

それとも・・・これこそが 大らかで/大陸的な/懐の深い ショベルヘッドの底力なのか?^^;

 

又と無い機会なので、ここで師匠に根こそぎ暴いて頂きましょう!

んで、次回バラし&組み付け時の為に、要交換パーツの物色を始めましょう。

 

解体ショー、まだまだ続きますよ~

 

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コメント

big_boyさんおはつです。
しかし、凄い技術をもってますね!
尊敬しちゃいます。
私も83'ショベルを腰上初OHをしている最中ですが、バルブに溜まったガーボンは、やはり灯油か剥離剤か何かで、おとすのでしょうか?
はじめての経験なので、バルブシートにちゃんと収まるか心配です。

投稿: グランパ | 2016年12月 9日 (金曜日) 08時44分

★54B兄貴
>EXのシートリングこれは酷いなぁ  当たり 3mmくらい有るんじゃなの?
バルブは回転する って言うけど これじゃぁ周って無いよね
バルブも 偏心してるかの様だし 当たり面凹んでる様ですね

回転するのは国産マルチレベルの高回転エンジンで
ショベルは回りません。
バルブのヘンシンはなく、辺り面も凹んでいなかったです。
しかし、凄い当たりですよね・・・
ここまで酷いのは私も見たことありませんね。

>当たり幅も エンジンチューンしてる方に言わせると 線当たり 0.5mmとか 0.8mmとかの方が 圧縮が抜けなくてイイとか聞いた事有るけど
それだと カーボンとか異物を噛みこんだ時に 直ぐ圧縮漏れを起こしちゃうらしいですね

ショベルは1,2ミリ~ですからバルブの径からすれば狭いdすね。
ショベルはバルブスプリングが強く、それを見越さないと
シートリングは長持ちしないですね。
ピークを何処にどの時期に持っていくか・・・

おおっと、兄貴が鋭い質問するものだから、しゃべりすぎてしまうww^^;

線当たりにするというのは要するにシートプレッシャーが上がることで高圧縮でも圧縮が逃げなくする手法なんです。
広いか狭いか噛みこめば面圧が高い分、狭いほうが影響がないと私は思いますが・・。

>オイル交換は大切だなぁ~
ホントにそうですよね・・
ちなみにケースの中も綺麗でした^^

>半袖氏

次は全部交換だから 金 掛 か る よ ww

投稿: big_boy | 2007年9月30日 (日曜日) 02時46分

●54Bさん

こんばんは~

>ショベルとして考えたら 焼けすぎなんでしょうかね?
以前、SU→CV→SUという一連のキャブ事件後に、やや濃い目に振っていたんですが、
それが濃すぎたらしく「もう少し薄めに」というアドバイスで薄く絞ってたんです。
そしたら・・・薄すぎたのでしょうか?(汗)

>オイル交換は大切だなぁ~
もし、あの怒涛のオイル交換がこれら一連の「組み付けの悪さ」から来るトラブルを
未然に防いでくれていたのかと思うと、それは嬉しい限りです!^^
とか言いつつも、次回はほとんどのパーツが要交換なのですが・・・(爆)

投稿: zmarina7 | 2007年9月29日 (土曜日) 05時09分

EXのシートリングこれは酷いなぁ  当たり 3mmくらい有るんじゃなの?
バルブは回転する って言うけど これじゃぁ周って無いよね
バルブも 偏心してるかの様だし 当たり面凹んでる様ですね

当たり幅も エンジンチューンしてる方に言わせると 線当たり 0.5mmとか 0.8mmとかの方が 圧縮が抜けなくてイイとか聞いた事有るけど
それだと カーボンとか異物を噛みこんだ時に 直ぐ圧縮漏れを起こしちゃうらしいですね

当たりを作るのも エアー式のバルブラッパーでなら 少しやれば直ぐに 1mm 2mmなんて行っちゃうし
タコ棒じゃ 中々行かないし  光明丹付けても 判断が難しいですね
オレみたいに それ程多くのエンジン組んだことが有る訳じゃないから


リップシールが 役目してないから オイル下がりで EXの傘に着いたオイルが焼けて居るのでしょうが
オレのなんか 全周そんな感じで オイル下がりが凄くて フカフカ軟らかそうでスタ
見て見ぬ振りして 組んじゃったしね
(購入後 30km走行時でスタから)
燃焼室は 軽く剥いだが 通常ならカチカチの石灰状ですが フカフカしたスラッジに近い感じでしたよ

マリーナ氏は オイル交換も早めでオイルもブローバイとかでの劣化も少ないだろうし チョイノリも少なめだから
 燃焼室なんか カーボンの着きも少なく 良く燃えててイイ感じに見えるけど
ショベルとして考えたら 焼けすぎなんでしょうかね?

ロッカーアーム辺りも 全然焼けたスラッジの色してないしね
スリッパの減りも少ないし 焼けて無いしね

オイル交換は大切だなぁ~

投稿: 54B | 2007年9月29日 (土曜日) 03時11分

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