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2007年10月 5日 (金曜日)

驚愕の解体ショー  タペット組上げ編

  

かなりの大作となって来ました、big_boy師匠によるマリーナ号の解体ショー。

なぜこんなに大作になってしまったのか・・・そのあたりの突っ込みはナシでお願いいたします(汗)

※big_boy師匠スミマセン。。。

  

さて、今回がセミファイナルとなります。

ネタは、比較的素人でも弄りやすい(というか、アプローチが容易なだけですが)タペット&プッシュロッド・

オイルライン系です。

 

僕も何度かこのあたりはバラして組んでをした事がありましたが・・・

何かヤバイ事をしてしまっていたのでしょうか? それが明らかに!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さぁて、ヘッドが無事に乗っかれば完成はすぐそこ。

作業ペースも上がり気味になります。 写真も益々少なくなります・・^^;

簡単な作業に見えますが、ココもノウハウがあるところ。

良くMTGなんかで、タペットからのオイルジャジャもれのショベルを見ますよね?

終いにはアームカバーとブロックの溝にめだかを飼っていたり、それが嫌だと言って、

液体ガスケットで完全に埋めてしまったり・・・。

普通に組めば、構造的に漏る場合もありますが、

現状を把握して、少し工夫して組めば漏る事は一切ないのです。

さぁ、行ってみよう! 

 

 

Img_1445_2 なにげに置いてあるように見えますが、右からフロントエキゾースト、インテーク、

 リアインテーク、エキゾースト・とバラシた時に順番に並べてます。

 こういう油圧関係とか、汚れては不味いものは組む寸前に洗浄します。

 先に洗浄して置いても組む時にはホコリとか付くからね。

 
状態が良ければプッシュロッドくらい混ぜてもよいが、もし後で曲がりに気が付いたら何処に入っていたか

分からないので、F?R?インテーク?エキゾースト?と不良箇所の判断が出来なくなるから。

 

Img_1446_2 やはり社外の飾り目玉は駄目だね。

 径があっていないからパッキンがはみ出る。

 ということは漏れやすいと言う事。

 

 

Img_1447_2 只、オイルラインを外して、パッキンを取り替えて、組めば良いというのではありません。

 嵌めようとする側の点検、大事です。

 ドライバーを突っ込んで点検すると、案の定、オクに古いパッキンカスが蓄積してました。

 こんなのがラインを詰らせたら・・と思うと寒気がしますね。

 

Img_1448_2 タペットブロックに嵌るOリングの比較です。

 コルクでないOリングタイプ(80年からだっけ?)も81までは普通のOリングが使われてました。

 やはり漏れ安い所なので、メーカーでも改良されてます。

 それ以降は溝入タイプで断面が四角になりました。

 

Img_1449_2 これは参考に入れただけで、

 マリーナ号は0リングタイプ新品(勿論ジェームズ)を使いました。

 

 

 

 

*秘儀公開 

Img_1450_2 本来、あるところに本来のパッキンを組んでもオイルは漏れやすいところです。

 私はエボスポーツ?かなんかの(済みません、はっきり思い出せないです。^^;会員様のみ)の

 厚いパッキンをロッカー側に使います。

 そう、ココを厚くすることで全体のテンションをあげてしまうのです。

 

Img_1453_2Img_1454_2

 

 

 

 

 
ココは上下の合わせ目の部分ですが、こういう順番です。 洗浄して組みます。

先述のパッキンがない場合、ココにもう一個パッキンを入れてテンションをあげる事もあります。

 

Img_1451_2Img_1452_2

 

 

 

 

 
圧ユニットも2分割して良く洗浄しましょう。

油圧を抜いて、洗浄してドライにするという事はタペット調整の準備も兼ねてます。

最後に振ってみて、チェックバルブの音は必ず確認しましょう。(カラ!カラ!)

 

 

Img_1455 プッシュロッドカバー内は勿論、プッシュロッドも洗浄します。

 言っときますが、ココもオイルラインですからね。 汚れます。

 

 

 

Img_1456  過去に色々なメーカーのプッシュロッドを手に取り、使い、見てきましたが

 はっきり言ってココの調整機能が全く駄目です。

 ネジ加工がルーズゆえ、締めると偏芯してしまうのです。

 

 

例を取ると、バカ高いクレーンの黒漏り4本セットで何とか使えるのは一本のみでした。

      純 正 が 一 番 で す 。

数年前に純正新品は出ましたが、今でも出るのかな?

 

 

Img_1457 全て仮付けして・・

 タペット調整して行きます。 

 一番簡単で早いやり方を紹介します。上死点も何も関係ありません。

 

 

Img_1459 FからRからどちらからでも良いですが インテーク・エキゾーストのタペットが

 両方とも一番下がった状態にしてしまいます。(バルブが閉じた状態)

 で、ゲージの高さとタペットのコバが同じ高さになればOK!

 Rも同じふうに調整すればOK。

 

カバーを閉じる前に何回かクランキングしてもう一度、二度、同じように確認してカバーを閉じて行きます。

 

 

Img_1463 カバーを閉じるには少し大きめのマイナスドライバーを使う方法がメジャーだと思います。

 が、こんな便利グッズもあるのです。

 10数年前に購入した物で、今回ジャンクボックスから出して来ました。

 

 

Img_1461 テコの応用でスプリングを下げつつ、ストッパーを滑らせて嵌めます。

 

 

 

 

Img_1464 先端の構造、形が肝で、ドライバーでやるよりも滑らず、確実に楽に作業出来ます。

 自分自身、久しぶりに使いましたがこれは良い!

 再び工具箱にレギュラー入りにして置きましょう。

 

 

ココで 新 事 実 発 見 !!(毎回やってくれます)

 

 

Img_1467 点検でリアのロッカーを下から覗くと・・・・(フッシュロッドカバーの穴に注目)

 これがリアヘッドで普通です。

 

 

 

Img_1468 な、なんとフロントヘッドのこの穴が浅いのです。

 

 

 

 

Img_1470 加工不良発覚です。

 

 

 

 

Img_1471 リアヘッドは正常です。

 

 

 

 

実はココの加工不良は良くあることで、(特にAMF時代)そんなに驚くほどではないんだよね。

だからさっき言ったように当たり前に当たり前のパッキンを組んだだけじゃ

フロントヘッドはテンション不足でカバーからオイル漏れしやすいよね。

AMFの時代なんか特にそんなもんだから、部品を良く見て状況に応じた対策するのが重要なんだ。

ショベルはキチンと組めば、オイル滲み、漏れなんかしないよ。

(まぁ俺のもブロックのフライスはしてないから滲み放置だけどね)

   

Img_1472 ホレ!ココからも出てきた!^^;

 普通はオイルで見えないから発見しづらいよね。

 

 

 

Img_1474Img_1475

 

 

 

 

 

 ラインも締めれば良いと言うものではないからね。

 ほどほどにしないと、かえってパッキンがちぎれて機能が低下するよ。

 さっきみたいにカスが出てくるのは締めすぎの証拠。

 たかがネジを締めるのも部位によってノウハウがあるよ~ん。

 

 

Img_1478  完成。

 

 

 

 

Img_1477 取り変えたパッキン。

 

 

 

 

 

さぁ、次はファイナルだね^^
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

さて、いよいよ次回は感動のファイナルです!

 

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コメント

●big_boy師匠

こんにちは~

>★ さぁ、次は最終回
「あの」せいで、次は最終回じゃなかったですね^^;

しかし、今回色々教えて頂いてすごくタメになりました!
あと、自分のショベルの中身がどんなパーツが組んであってその状態がどんな感じなのか、というのを
把握出来たのも大きいと思います^^

投稿: zmarina7 | 2007年10月 8日 (月曜日) 18時01分

●でんでんさん

こんにちは~

>本牧二輪大学
>ハーレー学部
>ショベル学科
>講義は続く…^^
それなんですが・・・
この記事ではなく携帯への直メールで「なんじゃあこりゃ!」と毎日のようにシバかれてました^^;


>最近プライマリーからオイル漏れ発見してしまいました。
>パーツクリーナーをシュッとやってそのままです。
>Oリング交換で直るかな?
ケース外して、普通にガスケット交換だけでイケるのではないですかね!?

投稿: zmarina7 | 2007年10月 8日 (月曜日) 17時58分

●いのきんぐ

ういーっす!

確かに、俺もこの辺りだと自分で調整した(弄り壊した!?)事があるよww

>さしあたってタペット調整はすぐにでもしなくちゃ!!
あの13mm(だっけか?)のゲージ持ってる?

投稿: zmarina7 | 2007年10月 8日 (月曜日) 17時56分

★ さぁ、次は最終回

最後までやってくれます、マリーナ号!!
マジ、疲れました~。

こうご期待!^^ 

投稿: big_boy | 2007年10月 5日 (金曜日) 23時39分

本牧二輪大学
ハーレー学部
ショベル学科
講義は続く…^^

最近プライマリーからオイル漏れ発見してしまいました。
パーツクリーナーをシュッとやってそのままです。
Oリング交換で直るかな?

投稿: でんでん | 2007年10月 5日 (金曜日) 20時09分

この辺りに来てようやくオイラでも理解できるトコロですww
しかし師のおっしゃるとおりいろいろなノウハウがあるんですね~!
ものすごく勉強になりますよ!
さしあたってタペット調整はすぐにでもしなくちゃ!!

投稿: 猪木 | 2007年10月 5日 (金曜日) 17時16分

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